AlterLockアンバサダー インタビュー「大関 賢土さん」

大関 賢土さんがAlterLockアンバサダーに就任

「え、登らないんですか?」という峠好きのサイクリストが聞いたら思わずニヤリとしてしまいそうなタイトルのブログを運営する大関さんが、このたび、AlterLockのアンバサダーに就任されました。

全国の峠を旅するブロガー、ロードバイクコーディネーター、ドローングラファーとしても活動する大関さんにインタビューしました。

日本中の坂や峠を紹介していきたい!

-どんな活動をされているのですか?

日本中に無数にある坂や峠の中からピックアップした峠を自転車で登り、主観で評価するサイトを運営しています。

紹介する峠の基準は、ロードバイクで走ることのできる1000mを超える峠、又はそれに準じるような約350の峠に的を絞って紹介する予定です。
紹介する情報は、斜度や獲得標高、距離といった情報に加えて、休憩ポイントや主観で捉えた踏ん張りどころ、路面や景観など実走して五感で得た情報等です。
最終的には、ベスト200の峠を決めて公表するつもりです。

日本でロードバイクに乗ると、坂や峠は切っても切れない存在になりますが、どうせ登るなら楽しく(楽し苦)登ろうよという考えを広めたいなと思っています。
また坂の情報だけではなく、全てのチャリダーに向けて、自転車に関連する情報を提供していくのも目的です。

「坂バカ応援ファンド」で地方に還元

-日本中の峠を実際に走られているんですね。

自転車で走っていると実感するのですが、地方は思っている以上に元気を失くしており、一方で都心部では出回らない様な美味しい魅力的な食べ物もたくさんあります。そういった食べ物を少しでも多くの人に知ってもらい、また自分の走った場所に還元できる仕組みとして「坂バカ応援ファンド」という仕組みを立ち上げました。
そこでは月ごとに一口5000円の個人スポンサーになって頂いた方に、地方のおいしいものを届ける活動もしています。

現在は、毎月20名程度の方にスポンサーとして応援していただいています。

車中泊で日本中を旅しながら活動

-活動中の生活が気になります・・・

基本的には、車に自転車を積んで移動しています。道の駅や公園、公共の駐車場を起点として峠や坂に走り出します。
峠では、登り始めたら脚はつかずにできるだけ出し切る走りを心掛け、その時の主観で得た情報を坂バカ度の評価に反映させています。
生活は車中泊が中心なのですが、ありがたいことに日本には温泉や道の駅、コインランドリーが至る所にあるので、生活に困る事はありません。
最近は図書館などでもWiFiが整備されているので、ブログの作成もやりやすいです。
ちなみに坂バカというと、とんでもない剛脚かと思われがちですが、自転車に乗っているのは平均すると週3程度になり、自転車乗りの実力としてはそれほど高くはありません。

自分という一人の物差しで峠を比較

-そもそも、なぜ今の活動を始めたのですか?

自分が自転車に乗って初めての場所に行くとき、ネットや知り合いからルート情報を得ることがあると思うのですが、人によって言うことが結構違いませんか?

Aさんは「とてもきつい」と言えば、Bさんは「それほどでもない」となると、どちらを信じていいのかわかりません。
特にネットに書かれている情報では書いている人のレベルが分かりませんので、情報の信ぴょう性は微妙です。特に自転車乗りの「ちょっと」や「すぐそこ」はあてになりませんので(笑)

平地ならまだしも、峠や山間のルートではちょっとした感覚の違いが、ハンガーノックや場合によっては命に係わる可能性もあります。
それなら自分という一人の物差しで比べれば、北海道の峠から鹿児島の峠まで、ある程度信ぴょう性の高い情報が提供できるのではないかと考えました。

好きなことで社会貢献ができたら素敵

サラリーマン時代に地方転勤を何度かしたのですが、その時に今まで知らなかった様々な道を自転車で走ってみて、地方で邪魔者扱いされている峠道も、昨今の自転車ブームで観光資源になる可能性があると考えていました。
もし自分が紹介した峠を地方行政の方や有志の方が見て、そこでヒルクライムレースやイベントが行われたらとても素敵な街興しに貢献できることになると思ったんです。
「好きなことで社会貢献ができたら素敵」という妄想ともいえる想いが強くなり、ネットで調べても全国レベルでやっている人がいなかったので、ならやってみようと勢いで始めた感じです。
ちなみに、サラリーマンの時に着ていたスーツの機能性の悪さ(自転車ジャージ比)と絶望的な似合わなさが嫌になったというのも大きな理由の一つです(笑)

北海道から沖縄まで、人との出会いが大切

-最近の印象的なエピソードを教えてください。

私の活動は今年で3年目なのですが、北は北海道、南は沖縄まで様々な峠と人に会ってきました。
仕事などで既に登った峠や走った地方に再訪する事も増えてきているのですが、その時にまた会いたいと言ってくれる人や応援してくれる人達がたくさんいることを、心から嬉しく思います。
活動を通すなかで、色々な人に助けられて活動ができているんだなと強く思えるようになり、出会いや交流を大切にできるようになった気がします。
ただ、基本的には子供のまま大人になった様な性格なので、ワクワクする事が大好きです。

先日北海道に行った際は、2年前にお会いして去年はわざわざ北海道から私の実家まで遊びに来てくれた自転車乗りの方に、北海道に来たことを内緒にして登りの途中で「登らないんですか?」と声掛けをするサプライズヒルクライムを仕掛けたのですが、この作戦を練っている時はいたずらっ子の様にワクワクしました(笑)

AlterLock との出会い

-オルターロックをご存知でしたか?

最初はFacebookの広告で見かけて、面白そうな製品なので使ってみたいなと思っていました。
そうしたところ、偶然にも私のブログを見てくださった社員の方から連絡を頂き、製品を使わせていただけることになりました。
その後には、宮古島のレースでAlterLockのジャージで参加していた社長に偶然出会ったという縁もありました。

AlterLock は手間が掛からず、走ることに集中できる

-オルターロックを使ってみていかがでしたか?

使ってまず感じたのは、手間がかからないということです。バッテリーは1か月放置でも大丈夫だし、本体は防水なので洗車の時もそのままでいい。
電子機器にありがちな神経質さが一切いらないというのは、自転車に乗る事に集中できるのでとても良いですね。

また、自転車乗りにとって大切な軽量という点もしっかり押さえているのが良いです。
物理的な鍵は、どうしても防犯性を上げようとするとサイズも重量もかさみますので。

ただあまりに存在感なく使えてしまうので、ロックを解除し忘れてセルフ盗難してしまうことが良くあり、周りの人から怪訝な目で見られることが良くあります(笑)

安心感は絶大で、外したくなくなった

-なぜ、アンバサダーになっていただけたのでしょうか?

最初は失礼ながら、ブログのネタになれば良いなくらいに思っていたのですが、使ってみるとその安心感は絶大で、外したくなくなってしまいました(笑)
また製品レビューのために使用していたタイミングで、レース会場で社長にお会いする機会があり、社長本人も自転車乗りでしたので製品への信頼感を感じ、周りにも薦めていきたいと本気で思える製品だったので、こちらから引き続き使わせてほしいとお願いついでにアンバサダーの話をしたところ、二つ返事で快諾いただけました。

物理ロックは信用し過ぎず、目を離さないこと

-盗難対策について気を付けていることは?

私の一台目のロードバイクは、大学生の時にバイト代で買ったアンカーのロードバイクでした。
あまりに自転車に乗る事が嬉しくて、どこに行くにも使っていましたが、購入から1年程したときにバイト先に止めていたところ盗難されてしまいました。
街中にロードバイクを長時間を止めておくことは、今となっては防犯意識の低さを反省するばかりですが、当時は「ワイヤーロックもしているし大丈夫」「まさか自分は盗難にはあわないだろう」という考えでした。
盗難に遭ってからは物理ロックを信用しすぎず、とにかく目を離さないということを意識しています。
もちろん街中に一般的な用途で乗って出ることもありません。

コンビニやトイレの時にAlterLockが心強い

本来であれば、コンビニやトイレの時も一緒に連れていきたいくらいですが、色々と危ない(人)なので、その時はAlterLockがとても心強いです。
ちなみに、なんでも追い求めてしまう性格なので、プロの盗難から守るためにはどうしたら良いか考えた結果、製鎖会社に依頼して船を係留する鎖でチェーンを作ってもらい、それをイスラエル製の軍事用南京錠でロックするという方法を試してみましたが、総重量18㎏と自転車よりもはるかに重くなってしまったので、この方法はお勧めしません(笑)

愛車へのこだわり

-愛車について、大切にしていることはありますか?

珍しいピンクのTIMEということもあり注目されることも多いので、車体の汚れは必ずライド後に洗車して落とすようにしています。
できるだけカッコよく見せるために、坂バカではありますがディープリムホイールは外せませんし、フレームとパーツカラーのバランスや不要なサドルバッグ等はつけないようにしています。
また、前のバイクから8年間故障もなく動き続けてくれているデュラエースDi2(7970)も愛着があり、故障させないように小まめに整備を心掛けています。

最後にひとこと

最近では、自分の映像を撮るために始めたドローン撮影が仕事になり、自治体や企業からの依頼を頂けるようになりました。
自転車乗りとしての視点があるので、作成した映像は自転車乗りには好評いただいています。
関連して、自転車協会様で自転車のカッコいい撮影の仕方の連載もさせていただいています。

また、自転車やトライアスロンイベントのサポートや、パーソナルでのライドサポートといったことも仕事として引き受けています。
皆様からのお仕事依頼は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください(笑)

ブログ:http://noboranaindesuka.work/
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