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盗難を確実に防ぐ!ロードバイクの室内保管について

ロードバイクの初心者に意外とありがちなことのひとつとして、自転車は外に置くものだと思い込んでいることがあります。しかし、ロードバイクをはじめとする高級なスポーツ自転車の場合、室内での保管が絶対に欠かせません。室内保管は盗難を防止する効果が高いだけではなく、傷や劣化から車体を保護する対策としても非常に有効です。この記事ではロードバイクの室内保管の方法と実例を紹介します。

ロードバイクの室内保管は盗難防止の基本

ロードバイクの保管は、たとえ住宅の敷地内といえども十分ではありません。なぜなら住宅の敷地内こそ、自転車の盗難が多く発生している場所だからです。東京都で2017年に発生した自転車の盗難のうち、住宅の敷地内での発生件数は最も多く、全体の42.8%を占めていました。

2017年 東京都 施錠状態による盗難発生場所

バイクや車と違い、総重量がおよそ10kgにも満たないロードバイクは単独犯でも簡単に持ち去ってしまうことができます。自宅の敷地内やマンションの駐輪場のように、少しでも誰かが侵入できそうな空間に保管することは盗難のリスクが非常に高く、安心はできません。他人が自由に出入りすることのできない鍵のかかった屋内で保管することが、盗難を防止する最も効果的な対策なのです。



室内保管はロードバイクの劣化を抑える役割も

ロードバイクをはじめとするスポーツ自転車のパーツは、いずれも軽量で高い効率を追求したものであり、それなりに値段もするものです。しかし、金属パーツであることに変わりはなく、湿気などに対しては驚くほど簡単に劣化します。ロードバイクを風雨に晒される場所で保管することは、ネジやチェーン、ワイヤーへの錆びを生み、安全性を損なう原因にも。

また、高価なフレームやホイールに採用されていることの多いカーボンであっても、紫外線や湿気でカーボンをつなぐ樹脂が劣化し、強度を弱めるといわれています。オートバイのようにカバーを掛けることで紫外線は防げるものの、湿気は防ぐことができません。ある程度湿気を調整できるだけではなく、紫外線をカットできる室内保管は、ロードバイクの劣化を防止するのにも効果的です。


ロードバイクの室内保管における方法と実例

ロードバイクの室内保管についてはいくつかの方法があります。ここからは室内保管の具体的な方法と実例を紹介。部屋のスペースとの関係はもちろんのこと、普段のロードバイクの利用に合わせた保管方法もあるので、参考にしてみてください。

【室内保管その1】床置きなら出し入れが簡単にできる

一般的な室内保管の手段として、ロードバイクをそのまま床に置くという方法があります。室内のスペースを多少取るものの、最も簡単に車体を出し入れすることが可能です。そのため、頻繁にロードバイクに乗る人におすすめといえます。もちろん、壁に立てかけるだけというのも立派な保管方法ですが、ハンドルが壁にぶつかって車体が倒れる可能性も。できればスタンドを利用して車体を安定させるのが良いでしょう。

【床置き】メンテナンススタンドは床置きの定番

メンテナンススタンドとしてよく使われるのが、ロードバイクの後輪部分のクイックリリースを両側から挟み込み、車体を安定させるタイプのスタンドです。後輪を浮かせることができるので、チェーンを清掃する際にも役立ちます。スタンド自体は折り畳めるものが多く、車体を持ち出したときには部屋の邪魔にならないのもポイントです。なお、クイックリリースの形状によってはスタンドに後輪がうまくはまらないこともあるため、購入時には実物を確認した方が良いでしょう。

また、フレームのシートステーとチェーンステーの2カ所を引っかけて固定するタイプのスタンドもあります。車体の幅やパーツの形状をさほど気にせず使用できるうえに、簡単なメンテナンスを行うことも可能です。ディスプレイ的な要素も持ち合わせているので、折りたたみ式のものであればイベントなどでも重宝することでしょう。

【床置き】ディスプレイスタンドなら愛車を飾ることも可能

ディスプレイスタンドとはその名のとおり、飾ることに重点を置いたスタンドです。車体の片側だけを支え、前後のホイールを床に付けた状態で固定するため、安定感があります。ただしホイールを空転させることができないので、メンテナンスには不向きといえるでしょう。室内で愛車を眺めて過ごしたい人にとってはおすすめのスタンドです。

【床置き】トレーニングもできるローラー台

ローラー台はスタンドというよりも主に屋内でのトレーニングに使用するものです。しかし、自転車を固定できることから、いつでもトレーニングに使用できる室内保管用のスタンドとして利用できます。ロードバイクに魅了されてレースに参加するようになった人や、ロングライドに備えて脚力を鍛えたい人にとっては選択肢になり得るでしょう。

【床置き】マットもあると安心

床置きのデメリットのひとつは、ホイールが床に付くタイプのスタンドが多いので床を汚しやすいという点です。もちろん、新聞紙などを敷けばある程度の汚れを防ぐこともできます。しかし、ロードバイクが転倒した場合、パーツや車体が新聞紙を貫通して床を傷付ける可能性も。できれば何らかのマットを敷いておくのが無難でしょう。


【室内保管その2】縦置きは省スペースな保管方法

縦置きとは文字通り、主にロードバイクを縦にして立てかける保管方法です。高さを利用して保管するため、保管面積が半分程度で済むというメリットがあります。ロードバイクは車体が軽いので、縦置きすることに手間はかかりません。なお、車体を安定させるためには縦置き用のスタンドを用意する必要があります。


【室内保管その3】壁を有効活用した保管方法

室内の壁を有効活用してロードバイクを保管するアイデアを紹介します。ハンガーのような壁掛けに車体を固定するだけではなく、壁をうまく利用して車体を縦に置くことにより、デッドスペースになりがちな場所を活用した保管が可能です。高く配置されたロードバイクには、インテリアとして見せることができるというメリットもあります。

壁を利用するためには、車体を固定するハンガーやフックを壁に取り付ける必要があります。そのため、賃貸の部屋では難しいと思われがちです。しかし、実は少しの工夫を取り入れるだけで壁に穴をあけなくても実現することができます。ハンガーやフックの説明とともに、壁掛けする方法についても見ていきましょう。

【壁掛け】バイクハンガーはシンプルな壁掛け

バイクハンガーは壁や柱の少し高い場所にハンガーを設置し、自転車のトップチューブを引っかけて固定するものです。ロードバイク自体を壁沿いの高い部分に保管できるため、結果として省スペースに貢献します。

【壁掛け・縦置き】省スペースかつおしゃれな縦置き用フック

壁に設置したフックにロードバイクのタイヤをさし込んで固定する、壁掛け用フック。フック自体がおしゃれなデザインになっているものも多く、見せ方にこだわりたい人におすすめです。バイクハンガーのように車体をすべて持ち上げる必要はなく、前輪を持ち上げるだけで固定できるため、立てかける手間は最小限で済みます。

【壁掛け】壁に穴をあけずに壁掛けするには

壁に穴をあけずに壁掛けをするための方法とは、室内に追加で柱を作ることです。「ディアウォール」や「LABRICO」のようなDIY製品を利用して、2×4材と呼ばれる木材を固定すれば、室内でも自由に柱を立てることができます。新しく作った柱に、先に紹介したハンガーやフックを固定すれば、壁自体には穴をあけなくてもロードバイクを壁掛けすることが可能です。柱自体はしっかりと固定することによってロードバイク程度では問題ない耐荷重を持ちます。


【室内保管その3】2台以上保管するならバイクタワー

もし、ロードバイクを2台以上持っているのであれば、バイクタワーを検討してみるのも良いでしょう。ポールに複数設置されたハンガーにフレームを引っかけて固定し、バイクを縦に2台並べることができます。省スペースで、かつディスプレイ的な要素を持っているのが特徴です。スタンドを用いてポールを自立させるタイプの他に、ポールを天井と床に突っ張らせて固定するタイプもあります。


盗難防止と劣化対策の観点から、ロードバイクは必ず室内保管しよう

ロードバイクの室内保管は盗難防止に最も効果のある対策のひとつです。湿度や紫外線の影響による車体やパーツの劣化を防ぐので、メンテナンスの観点からもベストの保管方法といえます。もちろん、室内に置くのであれば見せ方にもこだわりたいところ。紹介した保管方法を参考にして、愛車と心地よく過ごせる空間を作ってみてください。