自転車用AlterLockが獣害対策に!?

捕獲機と組み合わせて使える「意外すぎる」スマート捕獲通知の話

AlterLockって、自転車の盗難防止デバイスですよね?」

──そう思った方、正常です

実はAlterLockは、もともと
高級ロードバイクや電動自転車の盗難を防ぐために開発されたIoTデバイス。

ところが今、
獣害対策の現場で“捕獲通知デバイス”として使われ始めていることをご存じでしょうか?

この記事では、

  • なぜ自転車用のAlterLockが捕獲機に使えるのか
  • 実際にどうやって捕獲機と組み合わせるのか
  • 従来の見回り型捕獲と何が変わるのか

を、現場目線でわかりやすく解説します。


なぜ「自転車用デバイス」が捕獲通知に使えるのか?

まず結論から言うと、
AlterLockの本質は「自転車」ではありません。

AlterLockの本当の強みはこの3つ

  1. 振動を高精度に検知できる
  2. スマホが近くになくても通信できる
  3. 屋外・長期間の利用に耐える

この3点は、実はそのまま
👉 捕獲機に求められる条件と一致しています。


捕獲機で「知りたい瞬間」はいつか?

獣害対策で本当に知りたいのは、次の一点です。

「いつ捕まったか」

  • 風で罠が揺れた
  • 雨で金属が鳴った
  • 動物が近づいたが入っていない

こうした情報は、正直いらない

必要なのは
✅ 動物が罠に入り
✅ 扉が閉まり
✅ 中で暴れた

その瞬間だけです。


AlterLockが「捕獲通知」に向いている理由

① 振動検知が“捕獲の動き”と相性抜群

AlterLockには
3軸加速度センサーが搭載されています。

  • 扉が閉まる
  • 捕獲された動物が暴れる

このときに発生する
明確で連続的な振動を検知できます。

しかも、

  • High / Mid / Low の感度調整が可能
  • 風や軽い接触は無視

👉 誤検知を極力減らし、「捕獲だけ」を通知できます。


② Bluetooth不要。罠の近くにスマホはいらない

一般的な紛失防止タグは、

  • スマホが近くにないと意味がない
  • 山や畑では使えない

という弱点があります。

AlterLockは違います。

  • LTE-M / NB-IoT(LPWA通信)対応
  • デバイス単体で通信

つまり、

畑・山間部・空き家でも、捕獲した瞬間にスマホへ通知

が可能です。


③ そもそも「屋外で使われる前提」で作られている

AlterLockは自転車用途のため、

  • 雨ざらし
  • 泥・埃
  • 長期間の放置

が前提。

そのため、

  • IP66防水防塵
  • 最大3か月の長期稼働

といった、
捕獲機にそのまま流用できる耐久性を備えています。


実際どう使う?捕獲機との組み合わせ方

ここからは、
**「で、どうやって付けるの?」**という疑問に答えます。

基本的な設置イメージ

  1. 箱罠・カゴ罠の側面や扉付近に装着
  2. 捕獲時に大きく動く(揺れる)位置を選ぶ
  3. 感度を「Low〜Mid」に設定(風対策)
  4. 通知テストを行う

👉 これだけです。

※ 専用の罠である必要はなく、
既存の捕獲機に後付けできます。


捕獲フローはこう変わる

従来

  • 毎日見回り
  • 何も捕まっていない日が大半
  • 人手・時間・ストレスが増える

AlterLock導入後

  1. 罠を設置
  2. あとは待つ
  3. 捕獲された瞬間だけ通知
  4. その時だけ現場へ

👉 見回り回数を激減できます。


さらに便利なポイント:GPS追跡

捕獲機の現場では、

  • 動物が罠を引きずる
  • 盗難される

といったトラブルもあります。

AlterLockは、

  • GNSS(GPS/Galileo)
  • Wi-Fi測位

に対応。

👉 罠が移動した場合も位置を把握可能です。


想定される活用シーン

  • 空き家の屋根裏(ハクビシン・アライグマ対策)
  • 畑・果樹園の箱罠管理
  • 自治体・駆除業者の複数罠運用
  • 山間部での見回り負担軽減

コスト面はどうか?

  • 本体:約13,800円(税込)
  • 月額:約440円〜

一方で、

  • 家屋修繕費:10〜30万円
  • 毎日の見回り人件費・ガソリン代

👉 「捕獲できたかどうか分からない不安」への保険としては、十分に現実的なコストです。


まとめ|用途は変わっても、本質は同じ

AlterLockは、

  • 自転車では「盗難された瞬間」を知るため
  • 捕獲機では「捕獲された瞬間」を知るため

に使われています。

用途は違っても、
**「異変を検知して、すぐ知らせる」**という本質は同じ。

だからこそ、

「自転車用なのに、捕獲通知に使える」

という意外性が、
現場では合理的な選択になるのです。