盗難からクロスバイクを守るために!盗難対策と心構えについて

「愛車のクロスバイクをどうやって盗難から守ればいいんだろう」
「鍵をしっかりかけていれば安心なのかな?」

結論からお伝えしますと、鍵の強度だけに頼った対策では不十分です。鍵だけでなく下記のような対策の組み合わせと日頃の心構えが盗難防止の鍵になります。

  • 犯行の手口(同じ場所への駐輪、鍵の切断、パーツ狙いなど)を知る
  • 自宅・駅・学校など盗難が多い場所を把握する
  • 地球ロックにアラームやGPSデバイス(AlterLockなど)を組み合わせる
  • 「クロスバイクだから大丈夫」という油断をしない。常に危機意識を持つ

クロスバイクを盗難から守るためには、犯行の手口や場所を理解しておくことが大切です。盗難に遭いやすい状況を知ることによって、盗難防止の対策を立てることができます。もちろん、保管方法や鍵の掛け方だけではなく、いつでも盗難に遭う可能性があるのだという危機意識を持つことが、盗難対策の基本です。この記事で紹介する犯行手口や盗難対策を把握し、盗難への心構えを身につけましょう。

クロスバイクは狙われやすい

毎年、非常に多くの自転車が盗難に遭っています。クロスバイクはロードバイクほど高額ではないものの、通学・通勤・普段使いの「足」として非常に高い普及率を誇るため、盗難件数そのものは多いことを意識しておく必要があるでしょう。車体から目を離したほんの数分程度に盗まれたというケースもあるため、油断はできません。クロスバイクの盗難においては窃盗団のようなプロの犯行によるものを思い浮かべがちですが、実際にはごく普通の学生や若年層による窃盗が非常に多いものです。ネットオークションなどにより誰でも自転を転売することができるようになったことも、若年層による犯行が多い理由のひとつと考えられます。また、通学・通勤で毎日同じ駅や学校の駐輪場を利用するという行動パターンそのものが、自転車窃盗の常習犯にとって狙いを定めやすい条件になっている点もクロスバイクならではの特徴です。

自転車盗難の手口とは?

自転車が盗まれる状況というのはさまざまです。一方、利用シーンや駐輪パターンといった特徴から、クロスバイクの盗難における犯行の手口にはいくつかの規則性があります。盗難に遭いやすいパターンを意識しておくことで、クロスバイクが盗まれるリスクを少しでも下げることができるでしょう。

結論から言うと、クロスバイクの盗難には次の5つの手口が代表的です。

  • 【手口1】いつも同じ場所に停めてある車体が狙われる
  • 【手口2】施錠していても工具で鍵ごと切断される
  • 【手口3】転売目的ではなく、乗り回すために盗まれる
  • 【手口4】車に積み込まれ、その場から丸ごと持ち去られる
  • 【手口5】車体ではなくパーツだけが狙われる

特に【手口2】【手口4】のように、鍵を切断されたり車ごと持ち去られたりするケースでは、鍵の強度を高めるだけの対策には限界があります。移動を検知した瞬間にスマートフォンへ通知が届く「AlterLock」のようなデバイスを併用しておけば、犯行の初期段階で異変に気づくことができ、万が一盗まれてしまった場合でもGPSによる発見の手がかりを得ることができます。

【犯行の手口1】よく見るクロスバイクに目をつける

クロスバイクは通学・通勤の実用車として毎日同じ駅前や学校、会社の駐輪場に停められることが多く、いつも同じ場所にある車体は目立つため、盗難の対象になりやすいのです。特に、常習犯の場合は特定の駐輪場に張り込み、防犯登録の有無や鍵の種類を見極めたうえで犯行に及ぶこともあります。そのため、駅前や学校、集合住宅の駐輪場のように、たとえ人目につく場所であったとしても狙われやすいことに変わりはありません。また、通学定期の学生が多く利用する駐輪場は、鍵が簡易なワイヤーロック一本で済まされているケースも多く、狙われやすい傾向にあります。

【犯行の手口2】鍵を切断して持ち去る

スポーツ自転車に限定した調査では、施錠ありの状態で盗難に遭った件数は8割以上を占めました。鍵の切断は何もプロの窃盗団によるものとは限りません。ホームセンターで購入できる持ち運び可能な工具や電動工具さえあれば、素人であってもワイヤーロックだけでなく殆どの鍵を容易に切断できるからです。クロスバイクには購入時から付属している簡易なダイヤル式ワイヤーロックのみで済ませている人も多く、こうした車体は特に狙われやすいといえます。

【犯行の手口3】売却せずに乗り回す

転売目的ではなく、単純に「手軽に乗れる自転車」として犯行に及ぶケースもあります。特にクロスバイクは操作性がよく扱いやすいため、若年層が自分の足として乗り回し、最終的にどこかへ放置することも多いものです。被害者がSNSなどによって盗難被害の情報を拡散している場合は、放置された車両が運よく発見されることもあります。

【犯行の手口4】車で持ち去ってしまうケースも

自転車の鍵は、駐輪場所で破壊されるとは限りません。人目につかない場所へ車体を運んでから破壊することも考えられます。クロスバイクはロードバイクほど軽量ではないものの、大人ひとりでも十分に持ち運べる重量です。そのため、転売を目的とした計画的な常習犯はそのまま車に積み込んでしまうこともあるのです。鍵は必ず地面につながった構造物を含めて施錠し、持ち運びできないようにしておく必要があります。

【犯行の手口5】パーツも盗難の対象になりやすい

クロスバイクはロードバイクほど高額パーツで構成されているわけではありませんが、それでもライト、サドルなど、単体でも売却価値のあるパーツは少なくありません。ライトも種類によってはワンタッチで外すことができます。また、クイックリリースを採用したホイールを装備するモデルも多く、工具なしで簡単に取り外せてしまうため、ホイールだけが盗まれる被害も。

クロスバイクの盗難が多い場所はどこか

自転車の盗難事例を確認すると、盗難が多い場所というのがわかります。こうした場所には駐輪しないようにすることが一番ですが、通学・通勤でどうしても停めざるを得ない場合も多いでしょう。盗難が多い場所に駐輪するときは、特に注意を怠らないようにするとともに、駐輪時間を最小限にとどめるようにすることが重要です。

【盗難場所1】自宅は最も危ない場所

自転車盗難が最も発生する場所は、実は自宅の敷地内です。犯人が侵入可能な場所でさえあれば、集合住宅の駐輪場や自宅の軒先であっても安心はできません。マンションの場合、エントランスがオートロックで施錠されていたとしても、駐輪場には侵入できてしまうことが多いものです。また、夜間は人目が少なくなるだけではなく、防犯カメラによる犯人の特定も難しくなりがちです。

【盗難場所2】人目につきやすい大型ショッピングモールも要注意

多くの人目に触れるはずの大型ショッピングモールですら、盗難に遭ったという事例はSNSでも多数報告されています。駐輪場に監視員がいる場合でも、常にすべての自転車を監視するのは難しいものです。目の届かないところで鍵を切断したり、地球ロックされていない自転車をそのまま持ち運んでしまったりすることが考えられます。

【盗難場所3】駅や学校の駐輪場は最も目をつけられやすい

クロスバイクにとって、駅や学校の駐輪場は特に注意が必要な場所です。こうした駐輪場での盗難事例が多いのは、いつも同じ場所に長時間停められている自転車に対して、犯人が目をつけやすいからでしょう。定期的に停めている場所を知られるということは、鍵の種類をあらかじめ教えることにもつながります。つまり、切断用の工具を準備される隙を与えることになるのです。

【盗難場所4】路上や店先も安心できない

コンビニやカフェ、レストランのように、数分から数十分程度の滞在で目を離した隙に盗まれたという事例も報告されています。通学・通勤の途中でちょっと立ち寄っただけのつもりが、被害に遭ってしまうケースも少なくありません。どれだけ短い時間であったとしても、車体から離れる場合は必ず盗難対策を行いましょう。

クロスバイクを守るための具体的な盗難対策について

プロの窃盗犯は思いもよらぬ方法で犯行に及ぶこともあるため、盗難を完全に防ぐというのは難しいものです。しかし、つぎにあげるような対策をいくつか組み合わせて行うことで、盗難のリスクを確実に減らすことができます。

1. 可能であれば室内保管を行う

住宅の敷地内でも盗難される事例が多いことを踏まえると、可能であれば室内保管が推奨されます。ガレージや軒先で保管する場合は、外から見たときにスポーツ自転車であることがわからないようにしておくことで、盗難のリスクを下げることができます。車体にカバーを掛けておけば、風雨や紫外線の影響も抑えられます。

2. 駐輪時間は最小限にとどめる

当然ながら、駐輪時間が長ければ長いほど、盗難やいたずらに遭う確率は高まります。駐輪時間の長短は、駐輪場所とも関連があります。コンビニのような場所は駐輪時間も短くなりがちです。一方、駅や学校、オフィス街の駐輪場は停める時間が長くなることも多く、狙われるリスクが上昇します。どうしても駐輪時間が長くなる場合は、容易には手が出せないように厳重な盗難対策を行うべきでしょう。

3. 同じ場所への駐輪は極力避ける

いつも同じ場所に駐輪することは、計画的な犯行に巻き込まれる可能性を高めてしまいます。駅や学校の駐輪場はその性質上、決まった時間に停めることが多くなるため、所有者の行動を把握したうえで犯行に及ぶこともあるでしょう。やむを得ず駐輪場をいつも使用する場合は、鍵を厳重にするだけではなく、監視員や監視カメラの配置にも気を配っておく必要があります。

盗難対策(カギ・アラーム・GPS)

1. ワイヤーロック、チェーンロック、ブレードロック

軽くて伸縮性のあるワイヤーロックは、クロスバイク購入時に付属していることも多く、最も利用されている鍵のひとつですが、小さな工具でも切断できてしまうため、短時間の駐輪であっても非常に不安です。チェーンロックやブレードロックは、ワイヤーロックに比べて一段と重量が増しますが、堅牢性も高くなります。最近では、「OTTOLOCK」のように軽量さと堅牢さを両立させた鍵もあります。ただし、いずれも切断されるリスクがあるため、それだけに頼るのは心許ないといえます。

2. いざという時にはU字ロックを

鍵のなかでも最も堅牢であるといわれているのが、U字ロックです。重量は300g以上、なかには約1kgもする鍵もあり、重ければ重いほど堅牢になる傾向にあります。クロスバイクはロードバイクほど軽量性にこだわらない設計が多く、リアキャリアやフロントバスケットを備えたモデルも珍しくないため、こうした装備を活用すればU字ロックも比較的携行しやすいでしょう。駐輪場面に応じて、ワイヤーロックと使い分けるのがおすすめです。

3. アラームやGPSデバイス

アラーム機能は盗難やいたずらをしようとした犯人を威嚇することができます。また、通知機能があれば愛車が移動を検知したときに所有者がすぐに通知を受け取り、間を置かずに向かうことができます。GPSなどの位置情報を確認できる機能があると盗難後、車体発見の手がかりとなります。

盗難防止デバイス「AlterLock」

盗まれた後の追跡手段として注目されているのがアラーム機能や追跡機能を備えたデバイスです。こういった盗難防止デバイスを検討している方には、AlterLockがおすすめです。AlterLockはスポーツ自転車での使用に最適化されており、以下の特徴があります。

  • 異常検知アラームで犯人を警戒し、盗難を抑止。
  • GPS追跡機能で、万一盗難された場合でも位置情報を確認可能。
  • 軽量かつ防水防塵、長期間のバッテリー稼働。
  • ボトルケージ台座に専用工具で設置することで第三者による不正な取り外しの防止。

鍵の掛け方

1. 地球ロックは基本中の基本

地球ロックとは、地面につながった構造物や、サイクルラックのような重量物を巻き込んで車体に鍵を掛けることです。鍵をつけたまま自転車が持ち去られるというリスクを回避できるため、盗難対策の基本中の基本になります。

2. 鍵は地面につかない位置で掛ける

どんなに頑丈な鍵であっても、テコの原理を利用したり、工具に足で体重を掛けたりすると、簡単に切断できてしまうものです。犯人に有利な状況をつくらせないように、鍵は地面につかない高い位置で施錠するようにしましょう。

3. ホイールを含めた施錠を

クイックリリースを採用したホイールは工具なしで簡単に外せるため、鍵はホイールごと施錠するのが一般的です。前後のホイールもまとめて施錠する場合、それなりに長いチェーンやワイヤーが必要となります。そのため、場合によっては複数の鍵を使うことも検討しましょう。

まとめ

クロスバイクは日常の足だからこそ常に盗難のリスクがあるという心構えを持つことが大切です。自宅であっても油断は禁物で、地球ロック、カバー、アラームの設置といった対策が欠かせません。外出先でも目を離す際にはワイヤーロック以外の鍵で地球ロックすることが望ましいでしょう。AlterLockのような移動検知アラームやGPS機能を持つデバイスを併用すれば、抑止力や安心感をさらに高めることができます。