自転車盗難の実態と対策|東京都で実際に起きたクロスバイク盗難体験談

日常生活の足として活躍するクロスバイク。便利である一方で、盗難のリスクは常に隣り合わせです。今回は東京都にお住まいのKさんに、実際に体験されたクロスバイク盗難の出来事について伺いました。

盗難に遭った自転車について

Q:どのような自転車を利用されていたのですか?

A: クロスバイクです。買ってから半年くらいでした。

Q:用途としてはどのように使っていましたか?

A: 通学や近所への買い物、サイクリング用に使っていました。ほぼ毎日乗っていました。

駐輪環境と施錠の状況

Q:普段はどのような環境に駐輪されていましたか?

A: 自宅の前の駐車場です。屋根がない屋外で、門もありません。そこに自転車スタンドを置いて、ワイヤーロックをかけていました。

Q:施錠方法について詳しく教えてください。

A: 細いワイヤータイプの鍵を使っていました。フレームとホイールを固定する形で、地球ロックはしていませんでした。

盗難に気づいた瞬間

Q:盗難に気づいたのはどのような状況でしたか?

A: 夕方に駐輪して、その日の夜に出かけようとしたら、もうありませんでした。数時間の間に盗まれたと思います。

Q:ご自身で捜索などはされましたか?

A:自身では家の周りや最寄りの駅周辺を捜索しました。

Q:ご家族や近所の方に確認されましたか?

A: 家族に確認したり、近所の人にも聞いてみましたが、家族は誰も使っていませんでした。それで警察に行きました。

警察への届け出と対応

Q:警察ではどのようなやり取りがありましたか?

A: 「いつ盗まれたのか」「防犯カメラはあるか」などを聞かれました。あとは防犯登録番号を確認されました。保証書に番号が書いてあったので、それを伝えました。

Q:その後の経過はどうでしたか?

A: 特に警察から連絡が来ることはなく、進展はありませんでした。

※なお、警察庁の統計によると、自転車盗難の還付率(持ち主に戻る割合)は約30〜40%程度とされています。ただし、返還までには半年から1年以上かかる場合もあり、すぐに戻るとは限りません。参考資料: 135 年次別 都道府県別 自動車盗 回復件数・率

過去の不審な出来事

Q:これまでに近隣で不審な出来事はありましたか?

A: 盗まれる前に、駅前に駐輪したとき、3回ほどガムをつけられたことがありました。そのときも警察に行きましたが、被害届は出せませんでした。

Q:今回の盗難と関連していると感じましたか?

A: 近所には不審者の目撃情報も多く、妹もストーカー被害に遭ったことがあるので、「ついにやられたか」という気持ちでした。

盗難後に考えたこと

Q:盗難を経験して振り返ると、どう感じましたか?

A: ワイヤーロック1つでは不十分でしたし、自宅敷地内でもより住居から近い場所に駐輪すればよかったと思います。監視カメラを設置しておけば良かったとも感じます。

新しく取り入れた防犯対策

Q:その後、新しい自転車にはどのような対策をしましたか?

A: 毎日必ず鍵をかけ、二重ロックをするようにしました。地球ロックもしています。あと、紛失防止タグを取り付けました。さらに、Amazonで買った安価な動作検知アラームも使いましたが、夏の暑さで反応しなくなったことがありました。紛失防止タグは音が小さいので、隠して設置するとさらに聞きづらくなりますね。

まとめ

Kさんの体験から、自転車盗難は数時間の油断で起こり得ることがわかります。Kさんは自身のクロスバイクが盗難された経験から細いワイヤーロックだけでは盗難対策として不十分であったと感じました。そこで物理ロックは必ず地球ロック、さらには紛失防止タグやアラームといった対策を組み合わせることで盗難対策の改善を行いました。

クロスバイクは日常生活を支える大切な移動手段だからこそ、被害に遭う前にできる備えをしておきたいですね。

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